材料を揃えよう!
まずは100均やホームセンターで材料を揃えます。必要なものは木材に釘やネジ、ペンキや刷毛にサンドペーパーなどです。今はネットでも購入ができますが、初めて作る人は実際に木材を見て重さや大きさなどを吟味して決めるのが良いでしょう。
木材あれこれ
本棚を作るための木材にもいろいろな種類があります。
・100均すのこ
すのこを使ってDIYをするのがとても流行っています。すのこには初めから底に木材が打ち付けてあるのでこの脚を利用してさまざまな形に組み合わせて作ります。
・桐集成材
桐の集成材は軽くて扱いが容易にできます。100均で売られている集成材はだいたいこの桐の集成材が多いです。
・パイン集成材
パイン集成材は桐の集成材に比べて重みがありますが、木目が美しくオイルステインなどで木目が出るように仕上げると出来上がりがきれいです。
・合板
木の繊維を縦、横と繰り返し重ねて強度を出した合板にはいろいろな種類があり、ラワン合板と呼ばれるものはカットするとささくれが多く出るので本棚作りには適しません。シナ合板や杉板合板を使うと良いでしょう。
・白松材
強度はあまりありませんが、扱いが楽な柔らかい木材です。
・杉材
柔らかく軽い割には耐久性の高い木材です。水には弱いですが室内で使う本棚であれば問題ないでしょう。
・桧材
桧(ヒノキ)の木材は程よい硬さがあり、作成後も狂いが少ないのでおすすめすが、美しい木目や香りも良いので他の木材に比べて比較的高価な木材です。
釘やネジ(ビス)について
釘やネジにもさまざまな種類があり、それぞれにメリットデメリットがあります。
・釘
釘は金づちで打ち付けて使います。DIYで本棚のような小さめのものを作る場合は手で1本1本打っていってもそれほど重労働ではありません。ただし、ネジに比べて引っ張られると抜けやすいので重たいものをのせたい場合は長い釘を使うかスクリュー釘を使うと良いでしょう。
・ネジ(ビス)
ネジはドライバーを使って木材にねじ込んで使います。電動のドライバーもあるので作業がとても楽にできてスピーディーに作るのができます。ネジを木材の中に切り込みながら入れるので横からの力にはとても強いです。半面上から抑えられると釘よりも粘りが少ないのでボキっと折れてしまうことがあります。重たいものをのせるのであればネジを多めに打っておきましょう。
他にも板どうしを繋ぐにはダボと言って木でできた棒をそれぞれの木に開けた穴に差し込んで繋ぐ方法もあります。釘やネジを使う前に接着剤を使って貼り合わせておくのも強度が出て良いです。心配な場合は金具を使って繋ぎ目を補強しましょう。
好きなサイズで作ってみよう!
まずは作りたい本棚を考え、図面を作ります。本は意外と重量があるので下に力が加わっても壊れないように設計しましょう。大抵は釘やネジを使って留めるのでサイドの板に横から留めて作ります。
図面を元にL字定規と鉛筆を使ってまずは木材に線を引いていきます。
切る。
直線を切るにはのこぎり、曲線を切るには糸のこを使います。どちらも電動のものがあり、電動を使えば格段にスピードアップができ、切断面もきれいに切れます。とは言えのこぎりで切っただけではささくれができているのでサンドペーパーを当てて切り目をきれいにしておきましょう。
木材どうしを留める。
釘やネジ(ビス)を使って本棚の段を作っていきます。側面にネジの頭が出ているのが気になる場合はビスキャップを使って隠すこともできます。きれいに隠したいときはダボで取り付けましょう。両側面の内側に溝を掘って板をはめ込むように組んで仕上げる方法もあります。
色を塗って仕上げましょう。
ペイントをするにはどんなインクを使って塗るのかをまず選びましょう。油性インクは匂いがきついものが多いので水性インクがおすすめです。木目を生かしたい場合はオイルステインやワックスなどを使うと良いでしょう。ペイントする場合は2度塗りするときれいに仕上がります。インクやオイルが乾けば完成です。