かわいくてよい香りのするボタニカルワックスサシェ。こんなサシェが何気ない生活スペースに置かれてあったら素敵ですよね。花と香りを閉じ込めたボタニカルワックスサシェは、キャンドルと同じ素材で作られますが、火を灯さず、吊るしたり置いたりして香りや姿を楽しみます。ワックスサシェを自分で手作りすれば、お庭の花やイベントから持ち帰った花も有効活用できますね。サシェ作りには100均のシリコン型やお菓子の型がぴったり。ボタニカルワックスサシェの作り方を見ていきましょう。
ボタニカルワックスサシェ作りに準備するもの
・アロマキャンドル
・押し花やプリザーブドフラワー
・型
・ストロー
・リボン
・鍋
・小さな鍋
アロマキャンドルを本格的に作るには、アロマオイルを加えたパラフィンや蜜ろうを使いますが、初回に気軽に作ってみたいなら、100均のアロマキャンドルを利用してみましょう。香りを足したければ、アロマオイルを入れます。型は好きな形のものを用意しましょう。タルトやマドレーヌの型だと波模様がかわいらしく出ます。シンプルにタッパーでもかまいません。
ボタニカルワックスサシェの作り方
1. 鍋に湯を沸かします。アロマキャンドルを入れた小さな鍋を湯につけ、湯煎でろうを溶かします。
2. 型に薄く油を塗っておきましょう。後で、サシェが取り出しやすくなります。
3. 押し花やプリザーブドフラワーをどう配置するか計画し、並べておきます。
4. 溶けて液体となったろうを、型に注ぎましょう。
5. 型の外側から次第に固まってくるので、タイミングを見て花材を置いていきます。
6. ろうが白っぽくなり、全体が固まってきたら、リボンを通したい位置にストローを挿します。
7. そのまま完全に冷えて固まるまで待ちましょう。型から取り出したサシェにリボンを結んで、できあがりです。
ボタニカルワックスサシェ作りのポイント
花材を入れるタイミングが早すぎると、沈んでしまい、遅すぎるとサシェにうまく収まらなくなってしまいます。いざ並べるときに配置に悩んでしまってはタイミングを逃してしまうので、手早く作業できるよう、花材のデザインは事前に決めておきましょう。
サシェを飾るアイテムは花だけでなく、小枝や葉、木の実、ドライフルーツなども使えます。溶かしたろうが熱を持っているので、生の素材を使うと影響を受けてしまいます。乾燥したものであれば、広い範囲の素材が使えるので、好みの雰囲気に取り合わせましょう。
また、サシェを吊るすリボンも完成度を高めてくれるアイテム。華やかなサテンやナチュラルな麻ひもなど、花材のデザインや色に合わせてみてください。
大好きな花や植物を長く楽しもう
花の美しい時には限りがありますが、押し花やプリザーブドフラワーなどにすると、その姿を長く楽しめます。そのままフレームやケースに入れて飾るのもよいですが、ボタニカルワックスサシェに加工すると、かわいらしい姿と心地よい香りの両方で、さりげなく生活を彩ってくれますよ。
クローゼットに吊るせば、ほんのりとした移り香となり、枕元に置けば、穏やかな眠りに導いてくれるでしょう。優しい花の姿は、ナチュラルなインテリアにもぴったりです。100均の型やリボンを使って、とても簡単にワックスサシェ作りができるので、好きな花や植物を活かしてみてくださいね。ラッピングして、花好きの女性にプレゼントするのもおすすめです。