小さいお子さんとお母さんのためのグッズとして、定番になりつつある絵本バッグ。
絵本バッグとは、絵本がぴったり入る大きさのバッグのことです。早いうちに作っておくと、小さいうちは絵本バッグ、もう少し大きくなったら入園・入学の際に必要になるレッスンバッグとしても使うこともできます。
基本の絵本バッグの作り方と、絵本バッグがオリジナルアイテムになる工夫をご紹介します。
基本の絵本バッグの作り方
- 長方形の布を2枚用意します。大きさはとくに決まっていませんが、30センチ×40センチぐらいが適当です。子どもが開けやすく物を入れやすい大きさにしましょう。
- 出来上がりサイズに、マチも入れたぬいしろ5~6センチをプラスして布を裁ちます。
- ほつれないように端をジグザグミシンで処理し、布を中表にあわせて横と底を縫い合わせます。
- 底の両端部分を折り返して、三角マチをぬいます。簡単に作る場合は、なくても大丈夫です。
- 口の部分を三つ折りに折り返してまつりつけます。
- かばんテープか共布で作った持ち手をしっかりとつけます。
布選びについて
絵本バッグは長方形でとてもシンプル。作りやすいのですが、そのぶんみんな同じような感じになりがちです。布選びで個性を出してみましょう。
子どもが好きなキャラクターや絵柄のほか、無地の布に刺しゅうをするのもいいですね。一般的なデザインのほかにも、子どもの描いた絵を刺しゅうするなど、工夫次第でほかにはないオリジナリティが出せます。個性的なデザインは、子どもが自分のバッグをほかの子のものと区別するのにも役に立ちます。
素材としてはやわらかいキルティングがおすすめです。頑丈で扱いやすく、ぶつかっても安全です。
ポケットをつけてみましょう
シンプルなバッグを作り慣れたら、さらに使いやすいバッグにするためにポケットをつけてみましょう。
つけるタイミングはいちばん最初、バッグの形にする前です。入れる物や子どもの手の大きさを考えて、どれぐらいの大きさのポケットをどこにつけるか決めていきます。デザインのアクセントになるように、色合わせもよく考えましょう。
決まったら、各端をそれぞれ三つ折りにしてまつりつけます。上からミシンをかけてもOKです。ステッチが映えるような色の糸を使うか、上からレースや山道テープを貼って隠してしまえば気になりません。
ちょこっとプラスでオリジナリティを
せっかくの手作りですから、少し手を加えてオリジナル作品にしてみましょう。
といっても、難しいことではありません。きれいな色のボタンがあったら、並べてつけてみるだけで十分オリジナルになります。これならハンドメイドが苦手なお母さんでも大丈夫。市販品のバッグでも個性を出せますね。
結んだリボン、壊れてしまったアクセサリーのパーツ、古着の端切れ、わざわざ購入しなくても、身近にある物ならなんでもバッグを飾る材料になります。遊ばなくなったぬいぐるみやおもちゃがあったら、ボールチェーンを付けてバッグチャームにしてみましょう。
幼稚園・学校にあがると、同じタイプのバッグをたくさん目にすることになります。子どもにも自分のものとはっきりわかる工夫をしてあげたいものですね。
まとめ
絵本バッグは、どれも大体同じサイズです。子どもにとっては、自分のバッグを認識するのが難しいかもしれません。
手作りならではの簡単なひと手間で、同じようなバッグがたくさんあっても自分のバッグがすぐわかるような楽しいバッグを作ってあげましょう。
テーマカラーやモチーフを決めて、持ち物を統一するのもおすすめですよ♪