大切な人に贈りたいお守り
受験のシーズンや試合の大会前などお守りを贈りたいときにはハンドメイドの心のこもったお守りを作って渡すのもいいですよね。お守りをハンドメイドするときに使う布や紐の結び方などを解説していきます。作り方も書いてあるのでぜひ参考にお守りを作ってみてください。
袋の素材を選ぶ
お守り袋に使う布の素材は何でもOKです。和柄やちりめんの生地を使うと雰囲気が出ますが、デニムで作っても水玉模様でも何でも好きな生地で作ってみてください。生地に丁寧に文字を刺繍したり、アイロンアップリケを貼り付けてもいいですね。表に入れる文字は「合格祈願」や「御守り」などの神社で見るような言葉を入れてもいいですが、端的に「合格」や「必勝」などと入れたり、英語の単語を入れたりする人も多いです。決まり事はないので好きな文字をいれてみたいですね。
紐の種類
お守りの口を閉じるための紐にはさまざまな種類があります。
・人八紐(じんぱちひも)
よくお守りや吊るし雛などに使われている紐で唐打ち紐と呼ばれる紐の1つです。レーヨンで作られた結びやすい紐で安価に手に入ります。
・絹唐打ち紐
絹の紐は結びやすい紐ですが結ぶときに加減をしないと締まり過ぎてしまうこともあります。柔らかく上品な艶のある紐です。江戸打ちの紐は固いので結び目が大きくなってしまうので唐打ちを使うと良いでしょう。
・綿の丸紐
綿を編んで作られた丸紐でも作ることができます。レーヨンや絹の紐に比べて光沢がないので綿の丸紐で作るとソフトな雰囲気のお守りになります。
お守りの紐の結び方
お守りの紐の結び方は「二重叶え結び」や「封じ結び」が一般的です。中心に四角い結び目ができて左右に輪が2つできるような結び方で、二重叶え結びの方には下にもう一つ輪ができるのですが、封じ結びの方には輪はできません。2つとも見た目は似ていますが、結び方は全然違うので初めて作る人は結びやすく微調整のできる二重叶え結びをマスターすると良いでしょう。
結び方はyoutubeでアップされているので参考にすると良いでしょう。結び方を見ながら結んだ方が分かりやすく楽にマスターすることができますよ。
お守り袋の中に入れるもの
お守り袋の中には願いを書いた紙や祈願されたお札などを入れるほか、パワーストーンやさまざまな縁起の良いものが入れられます。ハンドメイドのお守りはこうしたものをお守り袋の中に入れて作ります。
作ってみよう!
お守りに使う布や紐、お守りの中身が決まったらさっそくお守りを作ってみましょう。両面テープをおもに使って作るので簡単に作れます。
用意する物
・布
・細目の紐
・両面テープ
・厚紙
・目打ち
・糸
・針
作り方
作りたいお守り袋のサイズの2倍の長さにのりしろを上下2cmずつ×横の幅に両サイド2cmずつののりしろを付けてカットして作ります。厚紙は出来上がりよりも少し小さいサイズで作ります。
1.まず両サイドののりしろに両面テープを貼り厚紙を置いて2cmずつ折り曲げ両面テープで布を貼り付けます。
2.上下ののりしろにも両面テープを貼り折り曲げて貼り付けます。
3.角の部分にも両面テープを貼り、三角形に折り曲げてお守り袋の形を作ります。
4.最後にお守り袋の半分に両面テープを貼り、中にお守りを入れて半分に折り曲げ、貼り付けます。
5.三角に折った角の部分を糸と針を使って縫い付けて貼り付けた部分を強化します。
6.お守り袋の上部に2カ所穴を開けたら紐を通して結び目を作って閉じれば完成です。