子供用のエプロンってあまり売ってないですよね。子供が一緒にお菓子作りや料理をしようという年齢になればぜひ手作りのエプロンをしてお料理してみましょう。
マジックテープで着脱を楽に
子供がまだ自分でヒモを結ぶことができなくてもマジックテープを使って着脱できるように作れば子供が自分でエプロンを着れるようにもなり自立心も養えますね。
用意する物
・布
・綿テープ(幅4cm)
・マジックテープ
・型紙用の紙
・ハサミなど
作り方
1.子供のサイズに合わせて四角い型紙を用意したら胸当ての上部のサイズを決めて腰の部分まで”脇の部分”を斜めにカットします。(紙を半分に折って左右対称にカットすれば簡単です。)
2.型紙が出来たら周りに1.5cmのぬいしろを付けて布をカットします。
3.次に綿テープを首の幅と胴回り分で切り分けます。ぬいしろ4cmほど足してからカットしてください。カットしたらそれぞれ片方の端の処理をします。1cmずつ2回折り曲げミシンで縫っておきましょう。
4.縫い始めは脇の斜めになった部分です。ぬいしろを0.5cm折ってから1cm折りミシンで縫います。
5.次に左右を0.5cm折ったら1cm折り曲げた間に腰のヒモを片方だけ挟んでからミシンで一緒に縫い合わせます。挟んだヒモは起こして反対に倒したら端にしっかりと縫い付けてください。反対側は普通にぬいしろを折って縫ってください。
6.胸当ての上部にも片側にだけヒモを挟んでからぬいしろを縫ってください。ヒモは起こして反対に倒し縫い付けます。
7.下の裾もぬいしろを縫ったら、それぞれヒモの端と胸当ての反対側、腰の反対部分にマジックテープを縫い付ければ出来上がりです。
※ぬいしろの縫い方はすべて同じです。0.5cm折った後に1cm折って折り目から0.2cm辺りをミシンで縫ってください。
ギャザーを寄せて可愛らしく
女の子のエプロンにはウエストにギャザーを寄せて作ってもいいですね。可愛いエプロンを付ければ子供のやる気もアップすること間違いなしです。
用意する物
・布
・アイロン
・ハサミなど
作り方
1.胸当ては四角く作ります。子供のサイズに合わせて正方形で作り、そこに首の後ろで結ぶヒモをつけるので適度な長さのヒモを作ってぬいしろの両端に挟み込んで縫います。左右を縫ってから上部を縫うと処理がきれいです。ウエスト部分はそのままにしておきます。(後で帯に挟み込みます。挟んだヒモは上に折り返して縫っておいてください。)
2.次に帯を用意します。胴回り分の長さ×(胴回り÷6.5)にぬいしろをつけて布を断ちます。帯は太めです。
3.胴回り×1.3がスカートの長さです。幅は長さの1/3です。裾はぬいしろを折ってミシンで縫っておきましょう。ウエスト部分は粗目にミシンを2本かけてギャザーを寄せて帯と同じ長さにしておきます。
4.帯に胸当てとスカート部分を挟み込むように縫います。帯のぬいしろと挟み込む部分のぬいしろは1cmずつです。まず帯とスカートを中表にしてその上にもう一枚の帯布をスカートの布に裏が上になるようにぬいしろを重ねて縫います。
5.次に帯の反対に胸当てを中表にして縫ったら帯のぬいしろをアイロンで折ってからミシンでステッチをかけます。
6.帯に挟むヒモを作ります。適度な長さのヒモを作って帯のぬいしろを内側に折ったらヒモの端を挟んでミシンで縫えば完成です。
※ぬいしろは帯とひも、帯に挟み込む部分以外はすべて1.5cmです。
ヒモの作り方
帯の幅を中表に半分に折ってぬいしろ1cmで縫い、裏返してから両端にステッチをかけます。すべて帯と同じ長さで作るので帯のサイズの布を帯分2つ、肩ヒモ分2つ、腰ヒモ分2つの合計6つ用意しましょう。
エプロンに最適な生地
・オックス
学校の授業で作ったエプロンの生地です。オックス生地は程よい厚みがありしわになりにくいのでエプロンの生地に好まれます。
・キャンバス
キャンバス生地は硬めなので柔らかめのキャンバス生地を使います。
・ラミネート
ラミネートは汚れないので子供のエプロンやガーデニング用のエプロンにも最適です。厚い生地だと縫いにくく着心地もゴワゴワするので薄めの生地を使いましょう。
・リネン
肌ざわりが良くしわの寄り方がおしゃれなのでアイロンがけも必要なく独特の風合いがあるリネンはエプロンとしても使えます。
エプロンに使えるヒモの種類
エプロンに使うヒモは同じ布で手作りするのもいいですが、手芸店で売られているヒモを使えば簡単に作れますよ。
・アクリルコード
丸いヒモで可愛らしい雰囲気のあるヒモです。ループエンドで結び目を隠せば簡単に出来上がりです。
・綿テープ
かなり厚みがあるので首回りにはいいですが、腰に結ぶヒモにするには硬すぎます。
・レーヨン綾テープ
非常に柔らかくて程よい厚みがあるのでエプロンのヒモには最適です。
・綿綾テープ
レーヨンよりも厚みがありますが綿テープよりは結びやすいです。
まとめ
子供のエプロンは布も少なく簡単に作れます。子供の好きなキャラクターのプリントされた布を使ってもいいですし、おしゃまさんのためにリネンでオシャレに作ってもいいかもしれませんね。お母さんやお父さんとお揃いで作ってもすてきです。ぜひ手作りしてみてください。