布にこだわる
ハンドメイドでおしゃれな布小物を作る場合に、ワンランク上の作品にするためには布にこだわって作ってみると良いでしょう。こだわりの布を提供してくれるメーカーをいくつか挙げてみましょう。
・コッカ
国内の生地メーカーです。プリント生地を中心にオリジナル商品を企画・開発・販売しています。
・YUWA
有輪商店が手掛けるこだわりの生地です。海外のデザイナーとのコラボ商品もあり、すべての生地が手描きで仕上げられています。
・ROWAN
イギリスの生地で、ケイフ・ファセットによってデザインされたプリント生地になります。
・リバティー
イギリスのリバティー社の生地です。日本では小花柄が有名です。
・マリメッコ
フィンランドのアパレル企業が手掛ける生地で鮮やかで大ぶりな柄が特徴的です。
色の組み合わせを工夫する
2枚の布を組み合わせて作るときには色の組み合わせを工夫して作るとおしゃれ度が増します。柄の生地に無地の生地を合わせる場合は無地の生地の色を柄の生地に使われている中の1色にするとまとまりのある配色になります。あえて反対色を持ってくる場合もあります。反対色を持ってくるとお互いを引き立て合うのでより鮮やかさが増します。
例えば黄色には青、赤には緑、紫にはオレンジや黄緑といった具合です。色相環の反対側にある色よりもやや左右に振った色の方が組み合わせが良い場合もあります。
革を取り入れる
布の小物に革を取り入れると高級感の増したワンランク上の作品になります。ポーチならマチの部分に革を使ってみたり、ループ型キーホルダーの留める部分に革を使ったりするなどチョイプラスする方が布が引き立ってすてきです。
金具を使う
金属製の金具を使うのも作品をワンランクアップさせるのに効果的です。ファスナーの金具がゴールドやシルバーだと引き締まって見えますよね。他にも、ホックやカシメ金具を金属製にしたり、カン類を金属製にするのも良いです。
金属以外にも異素材のものと組み合わせることで作品が引き立つこともあります。木製のボタンやプラスチック製の金具でもチープさのない艶消しのもの、ビーズやパールなども使い方によってはぐっと作品を引き立ててくれます。
タグを縫い付ける
1番効果的な方法がタグを使うことです。タグを付けると、人は商品としての保証がされているように感じるため、ハンドメイド作品が市販されている商品と同等の価値を持っていると感じるのです。
タグには手芸店や100均などで市販されているものや、布用のインクを使って布テープにスタンプを押して手作りしたものを付けると良いでしょう。より高級感を出したい場合はオーダーメイドでデザインしたタグを付けるという方法もあります。割高にはなりますが、かなりおしゃれに仕上がります。
タグを革で作るのも効果的です。革のタグを作る場合は打刻印を作って革に打刻をしたり、アクリルカラーのシルバーやゴールドを使って塗り箔押ししたりします。タグにはショップの名前や好きな英語やフランス語などの言葉を入れるのが一般的でおしゃれです。
タグは作品の平面に縫い付けて使ったり、半分に折り曲げて脇に挟んで使ったりします。半分に折り曲げて使うタグはピスネームと言ってカラフルな色や黒いタグを使うとワンポイントにもなります。