ビニールコーティングとは
綿の生地にビニールを貼り付けて加工してある生地で程よい張りがあり、耐水性もあるので汚れやすいものや水に濡れるものなどを作るのにとても便利です。どんな生地でも加工がしてあるだけで耐水性の生地に変わるので、すてきなプリントのしてあるものが数多くあるのも嬉しいところです。
ビニールコーティングのふでばこ
ビニールコーティングの生地を使ってふでばこを作ってみましょう。ファスナーを縫い付けて作るお手軽な筆箱です。裏地も付けません。端が気になる人はバイアステープで包むと良いでしょう。
用意する物
・ビニールコーティングの生地
・ファスナー
作り方
1.ビニールコーティングの生地を作りたいサイズの縦の長さの2倍にマチ分4cmを足したもの×横の長さにそれぞれ縫い代を1cm足して切り出します。
2.生地を中表に折り曲げて上部にファスナーを縫い付けます。
3.両端をそれぞれ縫い合わせます。
4.マチを付けるために底の線とサイドの縫い目とを重ねるようにして折り曲げ、マチの長さが4cmになる部分をミシンで縫い、角をハサミで落としておきます。
5.ファスナーの部分から表に返せば完成です。
《ワンポイントアドバイス》
ファスナーを生地の色に合わせるのも良いですが、生地の中の模様のうちの1色を使うとファスナーの帯の色が映えておしゃれなふでばこになります。
デニムや帆布でも作れる
厚みのあるデニム生地や帆布生地を使っても同じようにファスナーを縫い付ければ簡単にふでばこが作れます。ただしデニム生地や帆布生地はビニールコーティングの生地とは違い、布を切ったらほつれてくるのでジグザグミシンをかけるか裏地を付けて切り目が外に出ないように作ると良いでしょう。無地の生地にはワッペンやタグを縫い付けたり、ステンシルで好きな模様や文字を入れてみるのも楽しいでしょう。
こんなアイデアも
マチを大きく取ると中にたくさん詰め込んでも取り出しやすいふでばこになります。ファスナーの代わりにガマ口を使うとレトロな雰囲気のあるふでばこが作れますし、巻物風に作れば欲しいペンや文房具がすぐに見つかります。形が面白いのはマチの部分が円形になったものです。最近では立つふでばこが人気で、ハンドメイドする人も多いです。
透明のプラスチックケースにデコレーション
ラインストーンを透明のプラスチックケースに貼り付けてデコレーションして、キラキラなデコふでばこを作ってみましょう。
用意する物
・ラインストーン
・ビジュー
・プラスチック製のケース(ふでばこ)
・デコ用接着剤
・ピンセット
作り方
1.まずデコレーションしたい部分にデコ用の接着剤を塗ります。
2.ピンセットを使ってビジューやラインストーンを貼り付けていきます。模様を入れるときにはまず模様を作ります。
3.模様の周りにラインストーンを敷き詰めます。
4.側面は重なる部分などを考慮しながら作業を進めます。接着剤が乾かないように素早く作業しますが、あまり広い範囲にいっぺんに塗ってしまわない方が作業がやりやすいでしょう。
《ワンポイントアドバイス》
デコスイーツや樹脂素材のパーツを貼り付けてもかわいいふでばこになります。ふでばこ全体にデコるのは大変という人はワンポイントだけ貼り付けてみたり、シート状になって裏に両面テープの付いたラインストーンを使うと楽に作ることができます。ぜひお試しください。