麦わら帽子をハンドメイドする
夏になったら日差しも強くなり、直射日光は避けたいものです。そんなときに素敵な麦わら帽子があったらいいですよね。麦わら帽子も自分でハンドメイドができるのです。作り方も合わせてハンドメイドに必要なことを見ていくことにしましょう。
素材について
麦わら帽子を作る際に使う素材にはどんなものがあるのかご紹介しましょう。
・マニラヘンプヤーン
しっかりとした張りのある糸で帽子を編むのに適した糸です。水洗いができるので汗をかいても丸洗いができます。
・エコアンダリア
レーヨンで作られた糸で針の滑りがよく美しい光沢があります。硬めなので編むときにやや力が要りますが張りのある仕上がりになります。
・ラフィア
ヤシ科の植物の葉を加工した天然素材の糸です。出来上がりはすてきなのですが扱いが難しく初心者さんには不向きです。
かぎ針で編む
用意する物
・マニラヘンプヤーン
・かぎ針
作り方
麦わら帽子の簡単な作り方はかぎ針を使ってかぎ針編みの基本である「こま編み」で編むことです。
1.帽子のてっぺんから編んでいきます。輪に作り目を6個作ってから2~13段までそれぞれの段で6目ずつ増やしていきます。
2.14段目はそのまま増やさずに1周編みます。
3.15段目はまた6目増やしこれでトップは完成です。
4.次にサイドを編んでいきます。16~29段目までは増やし目をせずに編みます。30段目で6目増やし、31~32段目は増やし目をせずに2段編みます。
5.次につばの部分を編みます。33~39段目までを6目ずつ増やしながら編み、40~42段目までの3段は増やし目をせずに編んで完成です。
好みに合わせて、同じくマニラヘンプヤーンを使って紐を作り飾り紐にしてもいいですし、リボンを取り付けてもすてきです。好きな飾り紐を付けてみてください。
ミシンで縫って作る方法もある
ストローブレードと呼ばれるバオーや麦などの天然素材や化繊を編んで作られたブレードをミシンで縫い合わせて麦わら帽子を作る方法もあります。作るにはテクニックが要りますがゆっくりと縫い進めればハンドメイドすることもできます。簡単に帽子の型を用いてボンドで貼り付けながら作る方法もあります。編むのが苦手な人は縫って作る麦わら帽子に挑戦してもいいですね。
麦わら帽子を飾る
麦わら帽子をすてきに飾るには飾り紐以外にもいろいろな飾り方があります。
・造花をリボンに貼り付ける
圧倒的に存在感のある飾りです。すてきな造花を見つけて彩りを添えてみましょう。
・花型に編んで作る
色付きのマニラヘンプヤーンを花の形に編んで取り付けてもすてきです。
・ストライプのリボン
ストライプ柄の入ったリボンはおしゃれな仕上がりになります。
・レーステープ
レーステープは可憐な雰囲気を持つ飾り紐です。子供用の麦わら帽子を作るときに使ってもいいですね。
・革で作ったリボン
革を使ったリボンは大人っぽい印象の飾りになります。リボンにするなら柔らかいスエードなどの生地が良いでしょう。ベルトのように作るなら硬めの革でバックルを取り付けるとすてきです。
・同じ糸でリボンを編む
帽子を作るのに使った糸を紐状の飾りにするのではなく、太めの帯状に編んでリボンを作れば新しい表情の飾りになります。