どんな本棚にするか
ハンドメイドで本棚を作るならまずデザインを決めなければいけません。どんな本棚があるのか簡単にご紹介しましょう。
・ブックスタンド
本の表紙が正面に見えるように立てて収納できる本棚です。2段や3段の階段状にすることで後ろに差した本も見えるようになっています。
・オーソドックスな本棚
背表紙が並ぶように並べて収納する本棚です。縦て並べるのでたくさん収納することができます。この収納の仕方は背表紙しか見えないのでただ収納しているというだけで、シンプルですがデザイン性に欠けた本棚とも言えます。
・バーの付いた本棚
オーソドックスな本棚の手前に金属製や木製のバーが取り付けてあり、ブックスタンドのように表紙を飾るように正面に向けて収納することのできる本棚です。
デザインに困ったら
どんなデザインにしようかと悩んだときには本屋にいってみると意外と参考になります。カフェなどの併設された本屋では本を効果的に”見せる”配置がしてあります。
自分が持っている本を1度分析してみるのもいいでしょう。どんなサイズの本をどれだけ収納したいのか、それによって棚の高さも変わってきます。見せたい表紙の本があるならオーソドックスな本棚に1カ所だけバーを取り付けるという方法もあります。
間仕切りとして使う
背板を取り付けずに作れば本棚を間仕切りとして使うことも可能です。間仕切りとして使うなら適度に本を収納しながら、雑貨などを飾ってインテリアとして楽しみたいですね。
本棚作りに必要なもの
本棚をハンドメイドするのに必要な材料や道具を簡単にご紹介します。これらを参考にぜひ手作りしてみてください。
《板の種類》
板にもいろいろな種類があります。初めて作るならパイン集成材がおすすめです。
・ヒノキ
無垢材の中でも柔らかく軽い木材で香りが良いのが特徴です。割と安価で手に入り加工も楽に行えます。
・杉
杉材はかなりお手頃な価格で手に入れやすいですが、時間が経過してくるとだんだんと反っていくのであまり広い板で作ると割れる可能性もあります。
・パイン集成材
パイン集成材はパインという木をより集めて成形してある木材で、圧縮されて貼り合わせてあるのでかなり重量がありますが、節がないので初心者の人でも加工がしやすい木材になります。
《木材を切る道具》
木材を切るためにはのこぎりを使います。
・両面のこぎり
刃が両面に付いています。粗い目の刃が付いている方は木目に沿って、細かい目の刃は木目に対して直角に切るときに使います。切るときは押すときではなく引くときに切るようにしましょう。
《ビスを打つ道具》
本棚を作る場合は接着剤だけで板を貼り付けるのは心もとないので、ビスを打ってしっかりと固定して作りましょう。
・金槌
釘を打つ道具です。手で打つので手作り感はありますが、大きなものを作るとなるとかなり力を使わなければいけません。
・電動ドライバー
DIYが流行り出してから女性でも電動ドライバーを片手にハンドメイドする人が増えたのではないでしょうか。力を使わずにビスを取り付けることができるのでとても便利です。
きれいに仕上げるには
ビスを打ちっぱなしにしてしまうと簡単ではありますが、見栄えがよくありません。きれいに仕上げるための手法をご紹介します。
・木栓
木栓をする穴をあけて置いてからビスで留めて木栓を打ち込んでビスを隠す手法です。飛び出している残りの木栓はのこぎりで切ってサンドペーパーで磨いて仕上げます。
・ダボ
ダボ穴を接着する綿のどちらにもあけておきダボを差し込んで留める手法で表面に加工を施さないので出来上がりがきれいです。ダボに接着剤を塗って強度を上げます。