小さい子どものおもちゃは安全性が最優先です。でも、一体どのおもちゃを買えば安全なのか迷うことも多いのではないでしょうか。
そんな既製品の安全性が気になるお母さん、いっそのこと手作りで安全なおもちゃを作ってみませんか?
身近な素材を利用して簡単に作れる子どものおもちゃの作り方をご紹介します。捨ててしまう物を再利用したおもちゃで、物を大事にする心を自然に養っていきましょう。
牛乳パックで作る積み木
身近な牛乳パックで赤ちゃんにも安全なやわらかい積み木を作りましょう。
- よく洗って乾かした牛乳パックをおおむね正方形になるようにカットします。四辺のうち一辺は折りこんでふたにするので、倍の長さをとっておきます。
- 丸めた新聞紙を中に詰め込んで、ふたを折り込みしっかりのり付けします。
- すべての面にキルト芯を貼り付けます。
- 側面に高さを合わせたフェルトをぐるりと巻きます。端をかがってとめます。
- 上面と下面に同サイズに切ったフェルトをのせ、側面とかがり合わせます。
- ぐるりと一周ぬいとめたら、反対色のフェルトで数字や動物の顔など積み木らしい可愛いアップリケを作ってボンドで貼ります。
ひらがなやカタカナをアップリケしておくと、文字の勉強にもなります。発育の段階に応じて、アルファベットにするのもおすすめです。
空き箱でつくるビー玉ころがしゲーム
少し大きくなって手を使うのが上手になったら、細かい動きを必要とするゲームで手先の感覚を養ってみてはいかがでしょう。
- まず空き箱を用意します。底部分にでっぱりや折り込みがない、フラットなものを用意しましょう。
- 底部分の寸法を測り、同サイズの画用紙を用意して絵をかきます。どんな絵でもよいのですが、スタートとゴールがはっきりしているのが理想です。
- 箱の底に絵をのり付けします。
- 段ボールか厚紙を箱の高さにカットし、ボンドで布を貼って仕切りにします。長いもの、短いもの、いろいろなサイズで作りましょう。
- できたら絵の上に仕切りを貼り付けます。
バランスをみて、ビー玉がうまく転がっていくルートを考えながら作るのがコツ。長い仕切りを互い違いにする感じで作っていくとうまくいきますよ。
できあがったらビー玉を入れ、箱を両手で持って動かしながら遊びます。微妙な傾け方を通してバランス感覚が育つ遊びです。
ペットボトルと新聞紙で作る輪投げ
ペットボトルは、中に大きめのビーズや鈴を入れるだけであっという間にガラガラに変身する優秀アイテム。赤ちゃん時代を脱したら、ガラガラも卒業して少し凝った遊びに挑戦してみましょう。
- ペットボトルはそのままで輪投げの的になります。ペットボトルのままでは味気ないので側面にぐるりと布を貼り付けて、お花や動物など可愛い形に切り抜いたフェルトをボンドで貼り付けます。お母さんのセンスで可愛く飾りましょう。
- 輪は新聞紙で作ります。新聞紙をタテ40センチ、横60センチぐらいに切ります。目安なので、適宜調節してください。タテに5~6回折り、細長くなった紙を固く丸めて棒状にします。テープでしっかりとめます。
- 新聞紙の棒をちょうど巻けるぐらいの幅にフェルトをカットします。
- 両面テープなどで仮止めしながらフェルトを棒に巻き付けていき、すべてつけたら手でまげて輪にして端をボンドでとめます。
- 仮止めしてあったフェルトの端を糸でかがりつけます。
遊ぶ時は的が倒れないように、水を入れて使います。
輪投げは一人でも大勢でも楽しめるゲーム。家族で、友達同士で、楽しく遊べるおもちゃです。
まとめ
愛情たっぷりの手作りおもちゃは、親子の絆を深めるのに一役買ってくれます。
しかも、素材は身近なものばかり。お金をかけずに安全で楽しいおもちゃが作れるリサイクル工作は、お母さんにもお子さんにもぜひおすすめしたいハンドメイドです。
捨てられるものからおもちゃが作れることを知って、小さいうちからエコ精神を身につけてくれるといいですね。